グレイシー・ダイエット:消化をスムーズにする食べ合わせ
総合格闘技K1で活躍しているホイス・グレイシーとその一族。彼らは20世紀の大半を世界各国での試合とトレーニングに費やしてきました。その過酷ともいえるスケジュールのなかで、彼らは殆ど怪我や病気をしていません。彼らはホイスの父、カーロス・グレイシーが自らの経験をもとに開発した食べ物の組み合わせを厳密にまもっており、これは「グレイシー・ダイエット」と呼ばれています。私達があたりまえと思っている食べ合わせが、グレイシー・ダイエットではNO(ダメ)な場合が多いのです。

食べ合わせが良いと消化がスムーズに行われます。必要以上のエネルギーを消化のために使わなくて済むので、眠気や胃もたれが起きないだけでなく、食後に血液中にでる未消化物が少ない、つまり、血液がサラサラの状態を保つことができます。サラサラの血液では、赤血球の1つ1つしっかり酸素を運んでくれます。食べ合わせを気をつけるという事は、栄養の面からだけでなく、身体の機能を十分に発揮するためにも大切です。

残念ながら、この組み合わせの根拠がはっきりしていないので、信奉する人もいれば、ナンセンスという人もいます。日本とブラジルの食材の違いを考慮する必要はありますが、なにはともあれ、その概要をご紹介したいと思います。

まず、食べ物を、消化に必要な酵素の種類をもとにして、次の5つのグループに分けます。
Aグループ:タンパク質、野菜、脂肪類(豚肉以外の肉、魚、油、ナッツ)
Bグループ:炭水化物、デンプン(米、小麦、芋類)
Cグループ:甘い果物、糖類、チーズ(加熱したものは除外)、蜂蜜
Dグループ:酸味のある果物、酸味のある乳製品(ヨーグルト、バター)
Eグループ:甘い乳製品

これを次のルールで組み合わせます
AグループはBグループの食品1種類と組み合わせられる
Bグループの食品同士を組み合わせない
Bグループの食品1種類は、AグループおよびCグループと組み合わせられる
CグループはBグループの食品1種類と組み合わせられる
Dグループは単独でとる
EグループはBグループとCグループとは組み合わせられる
EグループはAグループとは組み合わせない

例えば、ハンバーグにフライドポテトがついていた場合、グレイシー・ダイエットではパンとポテトはBグループなので、どちらか1つだけを食べて、一緒に食べません。これは、デンプン同士は混じり合わないために、混ぜて食べると消化酵素がうまく働かず、エネルギーを浪費することになるからです。ホイス・グレイシーは、こういうときは、ハンバークの中身2〜3個とポテトを沢山食べるそうです。このルールからいうと、ラーメン(小麦)&ライス(白米)、うどん(小麦)&おにぎり(白米)、肉じゃが(AとB)&ご飯(B) といった組み合わせもダメになります。玄米はデンプンだけでなく食物繊維やビタミン/ミネラルも多いので、BとAの両方に入れられるかもしれません。肉じゃがの時は玄米にしましょうね(笑)。

朝、パンにジュースという組み合わせにする時、オレンジジュース(酸味のある果物、Dグループ)はダメで、リンゴジュース(甘い、あるいは、酸味が少ない果物、Cグループ)はなんとかOKということになります。ホイス・グレイシーは、朝食にオレンジを食べるときは、オレンジだけをジュースにしてのむか、噛んで果汁だけをとるそうです。しかも、一度に3ダース(36個)!普通の日本人だと、食後にミカンを食べたりしますが、これもダメになります。酸味のある食品(代表はグレープフルーツ)は、他の食品の消化に働く酵素の作用をブロックしてしまうので、消化に沢山のエネルギーが使われる事となり、眠気や疲労の原因にもなります。こんな状態で、彼らのハードなトレーニングをしたら怪我をしかねません。お酢についても、単品で摂らないなどのルールがありますが、日本人がよく飲用する黒酢などと、グレイシー・ダイエットがいうお酢の成分が違うような気がするので、この点は、調べないとなんともいえません。

また、グレイシー家の人達は、アサイというアマゾンの果物を食事に取り入れています。アサイは抗酸化力が高く、ミネラル成分を多く含み、オメガ3系の脂肪酸(細胞膜の再生や維持に必須の油です)やその他の必須脂肪酸も含んでいます。アサイは最近では日本でもインターネットで簡単に買えるようになり、私も3種類程を買って飲んでみましたが、アメリカで飲んでいたものほど美味しくありません。逆に、アサイに数種類のベリーなどを混ぜて、栄養も抗酸化力もさらに高めた美味しいジュースもありますが、これはとっても高い!ちなみに、シナジー・ワールドワイド・ジャパンというネットビジネスの会社の「ミスティカ」(2本で会員価格9,500円)です。とりあえず、抗酸化力のある食品またはサプリメント(クコの実、クランベリージュース、ビタミンCなど)に、総合ミネラルのドリンク、そして亜麻仁油(オメガ3系の脂肪が約6割含まれています)を食事に取り入れれば、グレイシー家の人達が食べているアサイと同等あるいはそれ以上の効果が得られるのではないかと思います。

この他に、グレイシー・ダイエットでは、次のことをいっています。
間食をしない。食事と食事の間を4時間半あける(消化に必要な時間)。アルコール類をのまない。水を沢山飲む。食後のデザートは食べない(栄養の吸収が妨げられるから)。加工食品は極力摂らない。牛乳をのまない(消化に特別な酵素が必要)。豚肉を食べない(油が体温より高い温度でないと解けない)。寝る3時間前は食べない。などなど。

豚肉については、調理法によって脂の具合がかわるので、これはお酢と同様に、日本とブラジルの違いを調べる必要があります。牛乳は、日本人は赤ちゃん以外は分解するための酵素が殆どありません(突然変異を起こした人は別です)。ですから、このダイエット法でなくても、味(乳脂肪の食感)を楽しむ以外にはメリットはないと思った方がいいでしょう。ちなみに、脂が多い方が美味しいと思う人が多く、水と油と乳化剤でつくる白い液体はクリームとして人気があります。

食事の間隔のことを補足すると、夕飯と朝食の間隔を10時間あければ、他の食事の間隔がつまっていても、それ程問題になりません。消化に約5時間かかるので、残りの5時間が腸の休息時間となるからです。よく、朝ご飯を食べないといけない といいますが、あれは、夕飯の時間が9時くらいまでに終っている場合です。深夜にしっかり食事をした時は、朝食は10時位にするのがいいでしょう。

「1日30品目摂りましょう」といいますが、私達も食べる組み合わせや時間のこともちょっと考えてみませんか?ポイントは食後に身体も頭もスッキリしているかどうかです。グレイシー・ダイエットのような食べ方もあるということを参考にして、食事で心身の健康を確かなものとしていきましょう。

テーマ:健康第一 - ジャンル:心と身体

【2007/04/26 01:15】 | 食べ物、サプリメント等のお話
常春の国へ〜Signature of nobue hamano


浜野登文枝(はまののぶえ)   ブレナン・ヒーリング・サイエンス認定プラクティショナー、リコネクティブ・ヒーリングおよびリコネクション認定プラクティショナー、催眠療法士、エンジェリック・チャネラーおよびミディアム(ACC)

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